いつも
いつも
一方的で。
わたしからで。
自信なんて
これっぽっちもなくて。
曖昧すぎて。
思い返せば
電話をかけるのも
喧嘩のあとに長文メールをするのも
保美を合わせるのも
わたしからのことが
多かったことに気付く。
自信なんて
まったくなかった。
幸せと思えたことは
ただの夢だったのか
不眠症のわたしが見る夢なんて
ロクなもんじゃないことくらい
もうとっくの昔に
気付いていたはずなのに。
甘い夢に騙されてしまったのかもしれない。
惑わされてしまったのかもしれない。
もうこのまま終わるのかもしれない。
結局、本心がわからないまま。
求めたものが大きすぎたのかもしれない
でも応えて欲しかった
満たされたかった
埋めておきたかった
無理矢理にでもそうしないと
きっとまたダメになって
崩れていくだけだから。
戻りたくない過去がある。
消してしまいたい過去がある。
そんな大それたものじゃないけど
ちっぽけなものだけど
わたしには大きすぎた過去。
満たされなかった
埋められなかった
刹那。
それでもきっと
変わらない日々は続く。
こんなにも腹立たしく感じたことも
こんなにも声を荒げたことも
こんなにも泣き崩れたことも
久々すぎて
いつ振りだかわからないくらい。
でも不思議と喪失感はない。
そうだ、会いに行かなきゃ。
行かなきゃ。
いかないと。
弱くなんてない。
大丈夫。